ゲームが遅いのはプロバイダが原因かも!?解決を求めてIPv6 IPoEのBiglobeに引っ越しました。

ブレイドアンドソウルが重い。
いつもの事なんですが、今回の重さは「回線からくる重さ」です。

遅延の現状と実態

So-netユーザーの間では既に語り尽くされた話で、21-24時のピークタイムになると遅延(サーバとの接続速度を表す○○○ms)が極端に大きくなるというもの。結果「キーを入力したのに技が出ない」「画面が固まる」などが発生し、最終的にはサーバから切断されてしまいます。

自分は話だけ聞いて「いやー、大変だな」なんて思っていたのですが、つい一週間ほど前に自分のOCNでも現象が出始めました。通常100ms~150ms程度の遅延表示が、24人IDでは250~300msほどになります。幸い切断はされませんでしたが24人IDはギミックのタイミングがシビアになるため、不安で仕方ありません。

この主にネットゲームで発覚する遅延の問題は

「フレッツ光ネクストの基地局集約部分(NGN)とプロバイダ機器の接点(POI)の混雑・飽和」

と認識されています。

混んでるなら増やせばいいじゃん、と思いますが元締めであるNTTのルールにより簡単にはいかない模様。

NGN網のオープン化に対する意見、NTTへの不満が集まる | スラド IT


提出された意見では、網終端装置で発生する輻輳回避のために網終端装置の増設をNTTに依頼しても、「契約数(セッション数)の増加が見込めない限り網終端装置を増設できない」として増設ができないケースがあったり、工事完了まで時間がかかる点、IPoE接続用のGWルータが東京と大阪にしかなく、さらに両方のGWルータに接続しなければならない、といったルールに対する不満などが挙げられている。

そんな訳で現在のPPPoE接続を利用するIPv4接続方式では、たとえプロバイダを変更してもそこが安住の地であるという保証はありません。例えるなら当たりを引くまでやめられない、「プロバイダガチャ」を回しているようなもの。
また調子のいいプロバイダに移り住めたとしても、自分の様にいつ遅延が目立ち始めるか誰も予測がつきません。

プロバイダ選びをおおまかに

前置きが長くなりましたが、「IPv4のPPPoE接続」から逃れて遅延を解消するのが目標。その方法の一つとしてメジャーな「IPv6のIPoE接続」を提供しているv6プラスに乗り換える事にしました。

家庭用IPv6の各実現方式やメリデメはとても長くなる&自分も習熟中なので省略し、今回はIPv6 IPoEについてだけ書きます。

下はその構成概要。

ASCII.jp:NTT東西のIPv6サービスが2方式あるわけ|フレッツIPv6のすべてを知ろう


「インターネット(IPv6 IPoE)接続」の仕組み

図にある赤いIPv6 IPoEの線にご注目。PPPoEというグレーの仮想トンネルは使わず、NGNへ直接接続します。なのでトンネル末端(=POI)による混雑がありません。しかし、これではまだ数少ないIPv6対応済みサイトとしか通信できません。
そこでIPv6 IPoEに加え、現行IPv4の通信(ゲームとか)もIPv6に乗せて運ぶ”IPv4 over IPv6″という仕組みを利用します。

その2つの仕組みをプロバイダに提供している主な会社が「JPNE:日本ネットワークイネイブラー株式会社」と「MFEED:インターネットマルチフィード株式会社」。プロバイダはこの接続業者と提携(or出資)し、利用者にIPv6 IPoE環境を提供しています。

  • v6プラス(MAP-E):Biglobe,@nifty,GMOとくとくBB,So-net
  • DS-Lite:IIJ,Interlink,So-net(非公式)

どちらも機能に大差なさそうですが、別料金のかからないv6プラスを使ったBiglobeを選びました。

v6プラス | サービス紹介 | JPNE | 日本ネットワークイネイブラー株式会社


従来比 イメージ01

IPv6 IPoEへ乗り換えると、以下のメリットがあります

いつかPOIに変わるNGN<>JPNE接続点のボトルネックが出てくる可能性は0ではありませんが、可能性の話という事で。

Biglobeに即日乗り換え

行動を開始した当日夜にはIPv6 IPoE通信(以下v6プラス)でブレソしてました。やった事は次の3つ。

  1. Biglobeの契約
  2. ルータ購入
  3. IPv6でセットアップ

1.Biglobeの契約

契約前に一つのことを確認しました。
「v6プラス利用にはフレッツ光ギガスピードまたはひかり電話の利用が必要とある。これはルータを自前で用意すれば問題ないか?」
答えはYes。即答。

この制限は上記契約時に貸し出してもらえるHGW(ホームゲートウェイ)でないと、v6プラスに対応していない事に起因します。
使っていたNECのAtermWG1800HP2から買い換えるつもりではいたけれど、ファミリー・ハイスピードタイプである我が家が申込画面で引っかかったらイヤだな、と心配していたのです。

プランはプロバイダによる回線の縛り付け(光コラボ)が嫌だったので、BIGLOBE光パックNeo with フレッツにしました。フレッツ光は物理回線流用。という事でBiglobeのサイトからスマホで申し込むだけで即開通しました。契約完了画面で全IDが払い出されます。

2.ルータ購入

v6プラスに対応したルータはほぼBuffalo製です。

世代などで細々違いはありますが大まかに分けて3分類。

  1. 175x系:1300(5MHz)+450(2.4MHz)Mbps
  2. 190x系:1300(5MHz)+600(2.4MHz)Mbps
  3. 2533系:1733(5MHz)+800(2.4MHz)Mbps

2533は4ストリームに対応するものの、ファームがこなれてないという情報もあり、電波の飛びと動作評価の高いWXR-1901DHP3にしました。大家族ならストリームの多さは加味してもいいでしょう。

フロントには小さく光る白LEDが4つ点灯するのみで、白梨地のボディはリビングに置いても違和感は少なさそう。
ただし3本のアンテナは必要悪というかどうしても目立ってしまいます。でもこのアンテナの角度で電波の方向をチューニング可能。我が家は階段下の収納スペースに設置するため、ここの自由度があるのもAtermWG1800HP2より魅力を感じました。

必要最低限の機能しかなかったAtermに比べ、WXR–1901HDP3のファームウェアは凝ってます。自分が「これが欲しかったんだ!」とどストライクだったのがデバイスコントロール機能。

家中に散らばって何台あるかわからない有線&無線機器を見つけてアイコン表示してくれます。そこにはMACアドレスとIPが書かれており、名前やアイコンを変更して整理可能。アドバンスドQoSもデバイスごとに設定できます。

これまで「DHCPでIP振ったこの装置のアドレス何だっけ?」という事が結構ありました。その為にExcelシートで管理していたのですが、これでスパッと不要に。

IPv6でセットアップ

プロバイダとルータをそろえ、日が暮れてから入れ替え開始。

まずはIPv4 PPPoEで接続してみる。
当日に即繋がって感心していたら、スピードが全然出ていない事に気が付きました。何度試しても5MBくらい。試しにOCNに戻すといつも通り100Mオーバー。プロバイダ側の問題という切り分けがついたとこで「初日は遅いに違いない」という結論に達しました。

いよいよIPv6 IPoE接続に設定。WXR–1901HDP3の設定はプロバイダ情報等は要らず、”IPv6パススルーに設定”するだけでOK。でもIPv6アドレスが取得されているのに通信は相変わらずIPv4経路で通ってしまう。機器の設定はコレ以上無いし・・・。

色々調べるとIPv6は以下の契約が必要とのこと。

フレッツv6オプションは数年前に申し込み済み。biglobe側も契約申し込み時にcheckを付けたハズなのに・・・。改めて以下のページから申し込みを行いました。

すると数時間後にBiglobeから「【お知らせ】フレッツ光 IPv6接続設定が「完了」しました」のメールが到着。やっぱり契約時にはこんな処理無かった気がする。
念の為ONU、ルータを再起動すると無事IPv6で繋がった!その後も心配になって色々なIPv6接続確認サイト回っちゃいましたよ。みんなもやるよね!

という事で無事にIPv6 PoEデビュー。ブレソの遅延も解消し、渦動の寺院で1NM撃破となりました。OCNでは通常のPingが120–150ms前後、切り替え決意時は290msほどだったのが現在では平常時85ms、戦闘中でも120–140msとなりました。

一応スピードテストもしてみました。
IPv6→IPv4変換されるSpeedtest by Ooklaではこれくらい。

あまり見つからなかったIPv6ネイティブのIIJmioスピードテストではこれくらい。

お風呂場で飛びの弱かったローカル無線環境も改善できたし、ルータ代以外乗り換えにほぼコストが発生していないから中々いい引越だったと思います。

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